女性の体臭を改善【自分では気づかない体臭】のニオイを予防!

体臭改善

女性の様々な体臭の原因や改善対策をまとめてみました。

 

自分では気づかない体臭のニオイって、けっこう多いといわれていますよね。きれいにお化粧をしていても、体臭が漂っていては、美容ケアが欠けています。

 

日本人は、外国人と比べて体臭が比較的、少ないといわれていますが、女性の身だしなみとして、体のニオイは常に、気にしていたいものですよね。

 

若いスポーツマンなら、汗のニオイもカッコいいかもしれませんが、普通に暮らしていると、汗のニオイも、口臭も、加齢臭も、ましてワキガなんて耐えがたいものがあります。

 

知らないと怖い、女性の体臭についての正しい知識や、その対策などを共有していきたいと思います。

 

女性の体臭の原因とメカニズム

体臭ってなんのニオイだと思いますか?

汗?いいえ、ちがいます。汗自体は、無臭です。

 

人間の肌の表面には、たくさんの雑菌がいます。それらの菌を常在菌(じょうざいきん)といいます。肌表面の皮脂や、汗の成分を栄養にして増え続ける微生物(細菌)です。

 

この常在菌から「ビニルケトン」というニオイ成分を出します。「汗臭い」「酸っぱいニオイ」と感じる独特のニオイがこれです。常在菌が増えれば、ニオイが強くなり、これが体臭のくさいニオイです。

 

 

体臭と加齢臭の違い

体から発する、様々なニオイのことを体臭といいます。年齢を重ねた人に感じる、加齢臭も体臭の一種ですが、実は、加齢臭の原因物質は、いわゆる体臭とは少し違います。

 

よって、普通の体臭と加齢臭とは、対策も異なります。

 

 

 

 

体臭のニオイ

自分自身の体臭が気になる、他人の体臭は耐えられない!などといいますが、それはどんなニオイをイメージしますか?改めてそう聞かれたら、「どんなニオイだっけ?」と首をかしげるかもしれませんね。

 

体臭とは、卵が腐ったようなニオイ、生魚の生臭いニオイ、納豆の独特のニオイ、便などのアンモニア臭、すえたようなニオイと表されることが多いです。

 

一瞬でも自分の体にこういったニオイを感じたとしたら、きっとまわりの人もあなたの体から発せられるこういうニオイを、感じ取っているはずです。

 

 

加齢臭のニオイ

では、加齢臭とはどんなニオイでしょう?

加齢臭とは、ろうそくや線香、古本や古いタンスの中のカビたようなニオイ、というイメージでしょうか?

 

旦那の加齢臭は気になるのに、自分の加齢臭には気づいていない女性が多いのです。

 

皮脂の中の「9-ヘキサデセン酸」と「過酸化脂質」がまじりあった「ノネナール」というニオイ成分が、この加齢臭の原因です。

 


「9-ヘキサデセン酸」は40歳を過ぎたころから急増します。「過酸化脂質」も、年齢とともに増えるので、40歳を過ぎると、ノネナールが増え、過酸化脂質と混じって、あの加齢臭になるのです。

 

加齢臭といえば、男性のイメージかもしれませんが、女性からも出ています。さらに、男性は60歳を越えると減っていくのに対して、女性は60歳を越えても、加齢臭の素は増え続けます。ノネナールは、首筋、耳の後ろからたくさん発します。

 

 

 

体臭のでない体質に改善

体臭や加齢臭は自分ではどうにもならないと、あきらめるしかないというものではありません!正しい対策をすれば体質も変わり、ある程度の体臭も抑えられ改善できます。

 

簡単にできる体臭、加齢臭を発しないためにすべきことをみていきましょう。

 

 

では、女性の体臭の気になるケアや、予防、改善についてみていきましょう。

 

体を清潔に保つ
疲れていても面倒くさがらずに、毎日お風呂に入りましょう。

毎日シャンプーし、石鹸で体や顔を洗いましょう。これは基本中の基本です。そのあと、一歩踏み込んだケアをするとで体臭改善へとつながります。

 

薬用ボディソープを使いましょう
普段から殺菌効果のある薬用ボディソープを使いましょう!通常の石鹸は、洗った直後はいい香りがしますが、殺菌作用がないため、すぐに常在菌が活動をはじめ、ニオイの元を作ります。

一方、薬用ボディソープなら、殺菌作用でニオイを軽減することができます。最近の薬用ボディソープには、ノネナールを化学的に無臭にする「柿タンニン」が配合されているものがあります。

 

シャンプーで頭皮の皮脂対策
頭皮からの皮脂は、加齢臭に大きく関わっています。頭皮にも常在菌がたくさんあります。シャンプーするときは、髪の毛だけを洗うのではなく、頭皮もしっかり洗いましょう。

ただ、爪を立てたり、ゴシゴシ洗いすぎると、必要な皮脂までなくなり、それを補うために余分な皮脂が分泌され、逆効果になりかねません。

 

着衣や靴を清潔にする
洗濯物はためないで、こまめに洗い、着用した衣服には皮脂や雑菌が多くついています。放置すれば雑菌が繁殖して落ちにくくなります。

靴は、加齢臭にとって落とし穴です。足というのは、ことのほか汗をかいています。その靴を、毎日履き続けたら、雑菌も繁殖して、強烈なニオイの元になります。2足以上の靴を交替で履くようにすると、ニオイが軽減されます。

 

生活習慣を整える
生活習慣が乱れると、体臭、加齢臭が増加します。生活習慣を整えることで、ニオイのもとになる原因物質を減らせます。食生活、飲酒喫煙、睡眠に気を付けましょう。

 

 

 

 

 

抗酸化作用のある食品摂取
体の酸化を防ぐことは、体臭、加齢臭対策に有効です。そのためには、体を酸化させる脂分の多い食事のとりすぎに気をつけましょう。皮脂の分泌が増えます。

さらに踏み込んで、体を酸化させない、つまり抗酸化作用がある食品を意識的に摂るようにしましょう。ビタミンC・E・A、ポリフェノールを含む食品などです。

 

過度な飲酒喫煙はやめる
お酒を飲んだ時に発生する有害物質アセトアルデヒドは、汗や吐く息に混じって、独特の異臭を発し口臭や体臭の元です。

また、タバコの煙は、強い活性酸素を含み、体臭、加齢臭を増幅します。

 

十分な睡眠をとる
睡眠不足により体内の活性酸素が増えます。その活性酸素によって、体臭・加齢臭が加速します。睡眠を十分にとることで活性酸素も抑えられます。

 

 

女性ホルモンのバランスを保つ
年齢を重ねると、女性ホルモンが減少します。女性ホルモンの減少により「9-ヘキサデセン酸」が増えますので、加齢臭の原因物質が増えるということです。

女性ホルモンの減少を加速させないようにしましょう。

 

女性ホルモン同様に働く成分摂取
大豆には、女性ホルモンと同じ働きをするイソフラボンが多く含まれています。日々、豆腐、豆乳などを多く摂るよう心がけましょう。

同時に、イソフラボンを含むサプリメントの摂取も体臭予防におすすめです。

 

体を冷やさない
女性の体にとって、冷えは万病の元です。体が冷えると、ホルモンバランスが崩れます。冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎにも気を付けましょう。

そして、体を温めるよう、お風呂や衣服で調整しましょう。

 

女性ホルモンの分泌を即す香り
バラ、ゼラニウム、イランイランなどの香りは、女性ホルモンの分泌を促します。

エッセンシャルオイルなどの使用の他、体からバラの香りを発するローズサプリの使用も効果が期待できます。

 


 

まとめ

女性の体臭や加齢臭について原因や改善の予防対策をまとめました。

他人の体臭のニオイには、かなり敏感なのに、自分の体臭には無頓着な人が多いようです。自分自身のニオイに、はじめて事の重大さに気づくこともあります。

放置したままでは体臭は加速します。気づいた時が、改善対策を始める時ですよ!